海野雅威写真
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海野 雅威 (Tadataka Unno)
/Piano

1980年8月15日、東京生まれ。

音楽好きの両親の影響で幼少の頃より様々な音楽を聴いて育つ。
4歳よりピアノを始め、9歳からはジャズ・ピアノを大塚雄一、元岡一英氏に師事する。東京藝大で作曲を佐藤眞氏に師事、在学中より自己のグループを結成し演奏活動を始める。

2003年、浅草ジャズ・コンテストのソロ部門でグランプリ受賞。諸田富男六重奏団、小林陽一グッド・フェローズで活動する。
大学卒業後に日本のトップ・ベーシスト、鈴木良雄氏のレギュラーピアニストとしてその才能を見出される。そして活動が本格化。
以降、峰厚介、植松孝夫、大野俊三、伊藤君子、大坂昌彦、安ヵ川大樹、中村健吾、川嶋哲郎、岡安芳明、澤田一範、小川高生、河村英樹、MALTA、Tiffany、Jimmie Smith、Tommy Campbell、Cecil Monroe、Dave Pike、Dee Daniles、Wess Anderson、Marcus Printup氏ら各楽器を代表する国内外のミュージシャンと共演、年間300日以上のライブ活動を精力的に行い研鑽を積む。

2004年、横浜ジャズ・プロムナード・コンペティションにて、自己のトリオ(吉田豊b・海野俊輔ds)でグランプリ及び市民賞を受賞。
同年12月にWhat's Newレーベルより初リーダー・アルバム「Pee ka boo!」を発表。

2006年6月にはJVC Jazz Festival NYの一環でNYのSweet Rhythmに鈴木良雄バンドのメンバーとして出演する。

2007年5月、鈴木良雄トリオのアルバム「For You」がOneレーベルよりリリースされる。このアルバムで期待の俊英ピアニストとしてフィーチャーされる。

2008年4月に2枚目のリーダー・アルバム「My Romance ~ The first sketch of Tadataka Unno」をVillage Musicよりリリース。メンバーにジャズ界の”至宝”ともいうべきリズム・セクション、George Mraz、Jimmy Cobb氏を迎えたこの作品は「今までにこんなに素晴らしい演奏をした日本人がいただろうか?」「ダントツの逸材」「世界標準に到達しているスイング感」とスイング・ジャーナル誌、各方面で絶賛される。
約8年間日本のジャズシーンで活躍し、「彼を知らない=日本のジャズを知らない」(スイング・ジャーナル2008年5月号)とまで言われる程だったが、ジャズのルーツを求めて、発祥の地アメリカでゼロからのスタートを決心する。アーティスト・ビザを取得後、2008年6月多くのミュージシャンやファンが渡米を惜しむ中、ニューヨークに移住。

2009年7月、井上智氏の日本ツアーに参加。

2010年3月、Betty Carter's Jazz Ahead 2010に選抜され、ワシントンD.C.にあるケネディー・センターに招聘される。
6月、シカゴで開かれたJazz Rising Stars Program of Ravinia Festivalに、Nathan Davis、Curtis Fuller氏の推薦により選抜される。
今秋、3枚目のリーダー・アルバムをZZJAPLUSレーベルより発売予定。

渡米以来、Dizzy's Club、Kitano Hotel、Smalls、Smoke、Zinc Bar等のジャズ・クラブやレストラン、教会で演奏を続け、
Frank Wess、Winard Harper、Hassan J.J. Shakur、Steve Nelson、Kenny Washington、Harry Allen、Pat O'Leary、David Wong氏らと共演し、刺激を受けながら音楽と向き合い、自己の音楽を追求している。現在のジャズシーンで、新世代ミュージシャンの最高峰と評価され、その卓越したテクニックとセンス、即興性、優れたバランス感覚、美しい音色は国境を超えて聴衆を魅了して止まない。
惜しまれつつ世を去ったジャズ・ピアニスト世良譲氏、そしてアメリカではジャズ・ピアノの巨匠Hank Jones氏が、晩年最も期待を寄せていたピアニストでもあり、CDでの共演の他、音楽のみならず人生の師として交流を深めていた。2010年5月16日、人々に愛され、最後まで音楽への情熱を燃やし続けたHank Jones氏が91年間の人生に幕を閉じる時、その最期に立ち会う。ジャズ・ピアノのバトンを託されたのは、今、彼の他にいるだろうか。

【オフィシャルホームページ】
http://www.tadatakaunno.com/

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