Yaron Herman(ヤロン・ヘルマン)
/Piano
1981年7月12日、テル・アビブ生まれ。
彼のピアノ歴のスタートは極めて遅く、なんと、16歳の時(それまでは、バスケット ボールのナショナル・チームの一員として将来を期待される存在であったが、致命的な足の負傷により競技生活を断念 したそうである)。
ピアノの師であったOpher Brayerは、哲学、数学、心理学などを基本としたユニークな教授法で知られ る人だったが、その薫陶を受けたヤロンは、そのわずか2年後、大変に権威のある賞として知られる、Rimon賞部門の「若き才能部門」賞に輝いた。この事はイスラエルの音楽界、ピアノ界の歴史においても極めてユニークな出来事であって、この才能に恵まれた青年の早熟とも思える知性の表出が多くの人に認められ、かつ驚きとして受け止められたのである。
日本デビューは、何と東京の墨田トリフォニ―ホールにおけるソロ・ピアノ・コンサート。ジャズ・ピアニストとしてのデビューとしてはこれも型破りで、異色中の異色と言っても過言ではない。これも期待の証そのものだろう。
そして今、特にヨーロッパにおける彼の人気はウナギ登りで、まさに“注目の人”であり、ジャズ界を背負う逸材だ。
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